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ハイブリッド車登場


初代プリウスを発表するトヨタ自動車の奥田社長(当時)

 世界初の量産型ハイブリッド乗用車として、1997年12月に「トヨタ プリウス」が発売された。

 ハイブリッド車そのものは、実は100年以上前から存在していたが、「環境」や「エコ」といったキーワードの世間一般への広がり、地球環境意識の高まりが量産型発売の背景になった。

 核となるテーマは“ハーモニアス ビークル”。開発にあたっては、従来の同クラス車の2倍の燃費性能が目標で、実際に10・15モード走行燃費28.0km/lという画期的な低燃費を実現した。キャッチコピーは、「21世紀に間に合いました」だった。

 プリウス(PRIUS)という車名は、ラテン語で「〜に先立って」という意味である。

 発売当時の215万円という価格は高価であり、売れ行きが心配されたが、「温室効果ガス削減」の声に押されたことに税制優遇策も加わり、2009年発売の3代目は大ヒットとなった。

今年の東京モーターショーに出展された「プリウス Plug−in Hybrid」

 ホンダは、1999年11月にハイブリッド専用車インサイトを発売、2001年12月にはシビック・ハイブリッドを発売した。

 今年の東京モーターショーでトヨタは、近距離は電気自動車、中・長距離はハイブリッド車として走行する「プリウスPlug−in Hybrid」を出展。プリウスはその名の通り、進化を続けている。

2011年12月6日  読売新聞)
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