ダサかわいいヒロインでブレーク！ ズーイー・デシャネル
黒髪とキュートなルックスから、以前はケイティ・ペリーに似ている女優と言われることが多かったズーイー・デシャネル。テレビドラマ「New Girl 〜ダサかわ女子と三銃士」が大ヒットし、今では旬の女優として注目の的です。
いじめられっ子が人気女優に
ロサンゼルスで生まれたズーイーの家庭は、両親ともに映画関係。父親はアカデミー賞にノミネートされたこともある映画カメラマン、母親は女優というショービズ一家で育ちました。
しかも、姉は人気テレビドラマ「BONES」に主演しているエミリー・デシャネル！ ズーイーが女優の道を選んだのも当然といえるのかもしれません。
けれども、幼い頃は恵まれた環境がベストだったとは限らないようです。父親の仕事の関係で旅が多く、友達と離ればなれになるのがとても嫌だったとか。
また、ローティーンの頃にはいじめられっ子だったことを米「allure」誌で告白。「女の子たちから顔につばを吐かれたわ。毎日泣いてばかりだった」と語っています。いじめにあったことはその後の人生にも影響があったらしく、人気女優となった現在もハリウッドではアウトサイダーの気分なのだそう。
そんなズーイーが本格的に女優を意識し始めたのが高校時代。通っていた高校の同窓生には、後に映画で共演したケイト・ハドソンやジェイク・ギレンホールがいたとか。
両親から16歳まではオーディションを受けることを禁じられていたため、17歳のときにテレビドラマ「ヴェロニカ's・クローゼット」で女優デビュー。「あの頃ペニー・レインと」をはじめとする多くの映画に出演し、順調にキャリアを重ねていったのです。
ただ、出演作にはインディーズ系も多かったため、女優として名前が知られるようになるまでには時間がかかりました。その間、姉のエミリーがテレビドラマ「BONES」の大ヒットで人気女優に。
姉の後を追いかけるようにして、ズーイーが女優として成功を収めたのがラブコメ映画「（500）日のサマー」でした。彼女が演じたのは、主人公に一目ぼれされたけれど愛を信じることができないリアリストのサマー。ズーイーのイノセントな雰囲気と役柄がぴったりマッチし、世界的に名前が知られる女優へとステップアップ！ さらに、同作はゴールデングローブ賞作品賞にノミネートされ、興行的にも大ヒットを記録しました。
不思議系キャラを演じてブレーク！
人気女優となったズーイーですが、同時に、あるセレブとそっくりだと話題に。その人物は、一足早くブレークしていたケイティ・ペリーでした。
確かに２人はヘアスタイルや顔の雰囲気が似ていますが、ズーイーいわく、似ているところはほんの少しだけで、間違われるのはいい気分ではなかったそう。でも、ケイティのことは大好きで、「彼女は有名人で外に出られないから、私と間違われることはないわね」とジョークを飛ばす余裕も見せました。
それから数年が経過し、昨年スタートした主演のテレビドラマ「New Girl 〜ダサかわ女子と三銃士」が高視聴率をマーク！ ズーイー自身がブレークし、顔と名前は広く知られるところとなりました。さすがに今ではケイティと間違われることもなくなったようです。
ズーイーがドラマで演じているのは、モテない３人の独身男性とルームシェアをしている不思議系キャラのジェス。ダサくてかわいい、いわゆる"ダサかわ"ファッションに身を包み、ユニークな個性で我が道を行くジェスは、今までのドラマのヒロインにはいないタイプ。それがウケて、アメリカではブームになるほどの人気ぶり。日本での放送も決定し、これからはズーイーの名前を耳にする機会も増えるのではないでしょうか。
目指すは新世代のマーサ・スチュワート！？
イケてる新しいセレブとして、"イット・ガール"とも称されるズーイーはメディアの注目の的。そこで問題となってくるのが私生活ですが、パパラッチから標的にされることもぐんと増えたようです。
2009年にデス・キャブ・フォー・キューティーのフロントマン、ベン・ギバードと結婚したものの、昨年11月に離婚し、現在はシングル。最近では皮肉にも、ケイティの元夫ラッセル・ブランドとの交際説も報じられました。ハリウッド・スター的な生活はしたくないという彼女にとって、ゴシップは最も苦手のようですが、それも人気者ゆえの有名税といえるかもしれません。
おしゃれセレブとしても人気の彼女が私生活でいま夢中になっているのは、男性よりもファッション。ビンテージの洋服がお気に入りで、古着屋巡りをするのが大好きだとか。
また、友人数名と立ち上げた女性のためのサイトhellogiggles.comにも熱が入っているよう。サイトではファッションや料理、美容などについて、女性がポジティブに過ごせるライフスタイルを提案。ズーイーは新世代のマーサ・スチュワートを目指しているそう！
とはいえ、セレブである自分の名前を前面にアピールしていないところが、彼女のスタイル。サイドビジネスではなく本当に好きでやっていることが伝わってきて、好感が持てますよね。
女優だけにとどまらず、無限の可能性を感じさせてくれるズーイー。今後はさらにビッグな存在になるのは間違いないでしょう！（写真はロイター）
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海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。アンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアスなど大人セレブからティーンセレブまで、ゴシップと私服は欠かさずチェック。海外ドラマを観るのが日課で、恋愛、クライム系とジャンルを問わず何でも大好き。原稿はボン・ジョヴィ（大ファン☆）を聞きながら、テンションあげて書いてます。 「CELEBLOG」http://www.celebtimes.net/
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