現在位置は です

本文です

本よみうり堂

QUOカードが当たるアンケートはこちら

書評


評・細谷雄一(国際政治学者・慶応大教授) はたしてトニー・ブレアという政治指導者は、歴史の中でどのように位置づけられるのであろうか。 (12月19日)[全文へ]


評・川上未映子(作家) 物と物のあいだや時間には、じつは境目は存在しない。 (12月19日)[全文へ]


評・河合香織(ノンフィクション作家) 読みながら悪夢にうなされ続けた。 (12月19日)[全文へ]


評・都甲幸治(アメリカ文学者・早稲田大准教授) ものすごくいい先生の授業に出ているみたいだ。 (12月19日)[全文へ]


評・椹木野衣(美術批評家・多摩美大教授) 戦後の美術批評をリードした「御三家」。 (12月19日)[全文へ]


評・堂目卓生(経済学者・大阪大教授) あなたは「神を信じるか」と問われたら何と答えるだろう。 (12月19日)[全文へ]


評・野家啓一(科学哲学者・東北大教授) かつて西郷信綱は、われわれの原初的経験にまで立ち返って学問を基礎づけ直す必要を説いた。 (12月19日)[全文へ]


評・今福龍太(文化人類学者・東京外語大教授) カミュの盟友であり戦後フランス文化の生き証人であるロジェ・グルニエはことし九二歳。 (12月19日)[全文へ]


評・蜂飼 耳(詩人) 明治期、西欧の詩が日本へ翻訳紹介される中で伝統的な和歌や俳諧、漢詩とは別の詩を模索する動きが生まれた。 (12月19日)[全文へ]


評・河合香織(ノンフィクション作家) 読むほどに迷子になるかのようだ。一言で述べれば、北海道のローカル線の無人駅を巡る物語。なのだけれども、たった六つの駅に約800ページの紙幅を割き、辞典並みの細かな脚注が付けられている。 (12月12日)[全文へ]


評・湯本香樹実(作家) 小枝を蟻塚(ありづか)に差しこみ、蟻を釣り上げるチンパンジー。この「道具を使う」チンパンジーの行動を発見したのが、イギリスの動物行動学者ジェーン・グドールだ。 (12月12日)[全文へ]


評・朝吹真理子(作家) 「行き場のなかった駄々っ子の里に、つむじ風が吹く」「君は日本の空にぽっかり浮かぶエルヴィスの巨大な渋面を見たか」「あらゆる妄想の避雷針」……タイトルだけで、いったいどのような音楽だろうかと期待する。 (12月12日)[全文へ]


評・今福龍太(文化人類学者・東京外語大教授) 「逢瀬(おうせ)の一瞬一瞬を/僕らは祝福した、まるで神の顕現のように、/世界にただ二人きりで。君は/鳥の羽よりも大胆で軽やかだった……」 (12月12日)[全文へ]


評・椹木野衣(美術批評家・多摩美大教授) 副題に「一千年史」の文字が躍る。わずか三百(ページ)あまりで一千年史を語れるものか。そう思われても仕方があるまい。少なくとも、あの三月十一日までは。 (12月12日)[全文へ]


評・横山広美(科学コミュニケーション研究者・東京大准教授) まさにこうした本が読みたかった。震災、原発事故でこんがらがった糸がすっきり解かれていくようだ。 (12月12日)[全文へ]


評・前田耕作(アジア文化史家・和光大名誉教授) かつて『高僧伝』は『国訳一切経』の史伝部に収められた常盤大定の訳(1936年)でしか読むことができなかった。 (12月12日)[全文へ]


評・野家啓一(科学哲学者・東北大教授) カンギレムと聞いて、直ちにフランスの哲学者と答えうる人は少ないだろう。 (12月12日)[全文へ]


評・野家啓一(科学哲学者・東北大教授) 青春の一時期、小林秀雄訳『ランボオ詩集』の毒気に()てられ、魂に火傷(やけど)を負った人は数知れない。かく言う私も、その末端に連なる一人である。その余熱は、いまだ体内に(うず)いている。 (12月5日)[全文へ]


評・橋本五郎(本社特別編集委員) 内藤湖南の弟子、神田喜一郎が『敦煌学五十年』で語る師をめぐるエピソードは、一人の学者のすごさを物語って余りある。 (12月5日)[全文へ]


評・蜂飼 耳(詩人) 中村文則は悪を描くことで人間性の根本を見つめようとする。『掏摸(スリ)』『悪と仮面のルール』に続いてこのモチーフを追いかける小説『王国』。これまでの作品では主人公は男性だったが、本作では女性だ。鹿島ユリカ。目的は明かされず、指示を受けては要人に近づき弱みを作ったり情報を得たりする仕事を請け負っている。依頼者は矢田という男。あるとき、ユリカは、ある施設の施設長である木崎という男に接近することになる。「何というか、化物(ばけもの)なんだ」。そう評される人物。狙われる命、(だま)し合い、危機からの脱出、さらなる(わな)、悪に重なる悪。 (12月5日)[全文へ]

著者来店


 大相撲、お寺、障害者にオバサン。経済学とは無縁に見えるテーマを経済学者の視点で分析し、有用性と改革の可能性を探ってきた。新たなテーマは刑務所。 (12月20日)[全文へ]

お休みです

草原の風

読売新聞朝刊で連載している中国歴史小説「草原の風」の読書ガイドです。

コラム

HONライン倶楽部


 史上最年少の19歳で芥川賞を受賞した綿矢りささんは、今年早くもデビュー10年を迎えました。若いことの鬱陶(うっとう)しさ、輝かしさを描く作品は、心の奥深い場所に触れてきます。なぜか夏より秋に、静かな喫茶店で読み返したくなるのです。 (11月29日)[全文へ]

今年最高の一冊

空想書店


 日本である。何処(どこ)か、繁華街。本の「デパート」とも呼ばれている七階建ての本屋の二つ隣り、各駅停車しか止まらない駅の駅前にある様な大きくも派手でもない本屋がひっそりとある。 (12月13日)[全文へ]

ポケットに1冊


 読む本がなくなると、パンフレットの類など、活字のあるものなら何でも読む人がいる。活字中毒者であり、私もその一人だ。 (12月21日)[全文へ]

 

コミック・マガジン

マンガは僕の友達だった


 文化部に配属されて2年目だったろうか、朝夕刊の漫画の担当となった。担当といっても、取り立てての仕事があるわけではない。時折、作家の所に顔を出し、あとは朝刊ならほぼ毎日、夕刊はウイークデーに届けられる漫画原稿をチェックし、提稿するだけの仕事である。当時は朝刊が植田まさしさん、夕刊が鈴木義司さんだった。 (12月8日)[全文へ]

本こども堂

子どもたちへ


柳瀬尚紀(やなせ・なおき)さん 68 児童文学ではロアルド・ダール作『チョコレート工場の秘密(ひみつ)』のユーモアあふれる新訳(2005年(かん))で知られる英文学者。 (12月13日)[全文へ]




現在位置は です


編集者が選ぶ2011年海外ミステリー

海外ミステリーが傑作揃いだった2011年。各社担当編集者のベスト5を紹介します。

連載・企画

海外ミステリー応援隊【番外編】 2011年総括座談会
世界の長・短編大豊作…やはり新作「007」、「犯罪」不思議な味、北欧モノ健在(11月29日)

読書委員が選ぶ「震災後」の一冊

東日本大震災後の今だからこそ読みたい本20冊を被災3県の学校などに寄贈するプロジェクト

読売文学賞

読売文学賞の人びと
第62回受賞者にインタビュー

リンク