書評
評・朝吹真理子(作家) 旅先で誰しも一度は入ったことのあるような、腰を休めに入るだけの、看板の字も雨ざらしになって判読しにくい古びた食堂「お休み処・風弓亭」はそういう
評・松山 巖(評論家・作家) 八年の時をかけた
評・中島隆信(経済学者・慶応大教授) 経済学者で正義を語る資格があるのは、貧困や不平等の研究で多くの業績があるセンを置いて他にいないだろう。 (1月16日)[全文へ]
評・横山広美(科学コミュニケーション研究者・東京大准教授) 耳慣れない「科学思想史」とは、事実の列挙よりも、科学者の理論やそれが生まれる科学者の思想背景に焦点を当てる学問であるという。 (1月16日)[全文へ]
評・星野博(ノンフィクション作家・写真家) 海外で経済的困窮状態に陥る日本人、「困窮邦人」。その半数近くがフィリピンに滞在し、その数は増加する一方だという。 (1月10日)[全文へ]
評・尾崎真理子(本社編集委員) 現代日本の小説が次々に翻訳、輸出され始めたのは、独フランクフルト国際図書展で日本がテーマ国に選ばれた、1990年以降のことだろう。 (1月10日)[全文へ]
評・三浦佑之(古代文学研究者・立正大教授) 一年の計は元旦にありと思いながら、まだ新年の計画が立っていないという方には、ぜひ本書を読んでほしい。 (1月10日)[全文へ]
評・池谷裕二(脳研究者・東京大准教授)(2)『響きの科楽』 ジョン・パウエル著
(3)『「なぜ?」から始める現代アート』 長谷川祐子著 (12月26日)[全文へ]
評・今福龍太(文化人類学者・東京外国語大教授)(2)『柳田国男と今和次郎 災害に向き合う民俗学』 畑中章宏著
(3)『悲しみにある者』 ジョーン・ディディオン著 (12月26日)[全文へ]
短評
- 『驚くべき雲の科学』 解説=リチャード・ハンブリン/制作協力=英国気象局 (1月16日)
- 『天空の沈黙』 V・アファナシエフ (1月16日)
- 『「ぴあ」の時代』 掛尾良夫著 (1月16日)
- 『木造仮設住宅群』 制作・はりゅうウッドスタジオ (1月10日)
- 『大相撲行司の世界』 根間弘海著 (1月10日)
- 『十八歳からの十年介護』 町亞聖著 (1月10日)
- 『女の悩みはいつもマトリョーシカ』 室井滋著 (1月10日)
- 『京都洋館ウォッチング』 井上章一著 (12月19日)
- 『100円のコーラを1000円で売る方法』 永井孝尚著 (12月19日)
- 『デスマスク』 岡田温司著 (12月19日)
ニュース
- 石原氏「刺激にならない」と芥川賞選考委員辞意 (1月18日)
- 芥川賞・田中さん不機嫌「私がもらって当然」 (1月18日)
- 芥川賞に円城さん・田中さん、直木賞に葉室さん (1月18日)
- 賢治作品 震災後の心に灯 (1月18日)
- スプーンのスクープ記事とは? (1月18日)
著者来店
- 『絶望名人カフカの人生論』 頭木弘樹さん (1月17日)
- 『詩の樹の下で』 長田弘さん (1月11日)
- 『刑務所の経済学』 中島隆信さん (12月20日)
- 『ウルトラマンの墓参り』 竹内義和さん (12月13日)
- 『クートラスの思い出』 岸真理子・モリアさん (12月6日)
海外ミステリー探検隊〜堂場瞬一のコラム〜
- 作家「大化け」に立ち会う幸福 (1月18日)
- 冬休みは上下巻モノに挑戦! (12月21日)
- 仏の田舎の美食が印象的 (12月7日)
- 秋の夜長は「濃い目」でじっくり (11月22日)
- 笑いこぼれる「首」の争奪戦 (11月9日)
草原の風
読売新聞朝刊で連載している中国歴史小説「草原の風」の読書ガイドです。
- 【作者の言葉】刊行完結インタビュー (12月20日)
- 「草原の風」単行本3巻セットを3人にプレゼント (12月12日)
- 【おっかけ日記】「草原の風」単行本 (8月31日)
コラム
HONライン倶楽部
東日本大震災と原発事故、欧州経済危機、「なでしこジャパン」の活躍――。歴史的な一年となった今年、あなたはどんな本と出合いましたか? 年末恒例の「最高の一冊」には、熱い投稿がどーんと届きました。 (12月27日)[全文へ]
空想書店
『スティーブ・ジョブズ』を読んで、改めて考えさせられたのだが、伝記とはいったい何なのだろう? 例えばジョブズが若い頃インド放浪の旅から戻ってきて両親と空港で再会する、次の部分。 (1月17日)[全文へ]
記者が選ぶ
- 『韓国近代美術の百年』 金英那著 (11月30日)
- 『みんなの寺のつくり方』 天野和公著 (11月30日)
- 『伝説の「どりこの」』 宮島英紀著 (11月23日)
- 『「本屋」は死なない』 石橋毅史著 (11月23日)
- 『井上ひさしの読書眼鏡』 井上ひさし著 (11月16日)
コミック・マガジン
マンガは僕の友達だった
先日、知人からこんな連絡があった。「漫画家のすがやみつるさんのツイッターで、この連載が紹介されている」と。「マンガ好きの記者で以前、取材を受けた」という内容だったという。実は、すがやさんを取材したのも、前回書いた「人気コミック フーズ・フー」の一環だった。すでに四半世紀近く前のことだ。 (1月6日)[全文へ]
- 「漫画担当」記者となる(3) (1月6日)
- 「漫画担当」記者となる(2) (12月22日)
- 「漫画担当」記者となる(1) (12月8日)
- 一コママンガ、その過去と未来(6) (11月24日)
- 一コママンガ、その過去と未来(5) (11月10日)
本こども堂
子どもたちへ
中川素子(なかがわ・もとこ)さん 69
- 自分自身でいい絵本見つけて (1月17日)
- 面白い原作を日本語で忠実に (12月13日)
- 新聞に親しみ考える力を (11月15日)
- 【私の一冊】保育園の子どもたち描いた力作 (11月1日)
- 裁判について考えるきっかけに (10月11日)
読みました
- 『怪物はささやく』 パトリック・ネス著 (1月11日)
- 『あかねさす』 加藤千恵著 (1月11日)
- 『いまはむかし――竹取異聞』 安澄加奈著 (12月6日)
- 『地球外生命を求めて』 マーク・カウフマン著 (12月6日)
- 『セキタン!――ぶちかましてオンリー・ユー』 須藤靖貴著 (11月8日)
- 『エリザベス女王のお針子〜裏切りの麗しきマント〜』 ケイト・ぺニントン作 (11月8日)
- 『クマのあたりまえ』 魚住直子・作 (10月4日)
- 『ありがとう、諏訪子さん―日本でいちばん長生きしたインドゾウの話』 深山さくら著 (10月4日)
- 『ロップのふしぎな髪かざり』 新藤悦子著 (9月6日)
- 『ピノッキオの冒険』 吉志海生著 (9月6日)
本だな
- 『へんしんかいじゅう』 あきやまただし・作 (12月20日)
- 『イップとヤネケ シンタクラースがやってくる!』 アニー・M・G・シュミット作、フィープ・ヴェステンドルプ絵 (12月20日)
- 『クリーニングのももやまです』 蜂飼耳・作、菊池恭子・絵 (12月20日)
- 『地雷原のポン』 山本けんぞう・作、デュフォ恭子・絵 (12月20日)
- 『これも むし ぜんぶ むし』 内田麟太郎・作、斎藤隆夫・絵 (11月22日)
- 『ここにいる』 舟崎克彦・詩、味戸ケイコ・絵 (11月22日)
- 『ここがわたしのおうちです』 アイリーン・スピネリ作、マット・フェラン絵 (11月22日)
- 『「はやぶさ」がとどけたタイムカプセル』 山下美樹・作、的川泰宣・監修 (11月22日)
- 『ももんちゃん ぎゅっ!』 とよたかずひこ作 (10月18日)
- 『どうぶつがすき』 パトリック・マクドネル作 (10月18日)