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本よみうり堂

書評


評・小泉今日子(女優) 初めて編み物をしたのは小学生のとき。学校の手芸クラブで教わってマフラーを編んだ。 (5月7日)[全文へ]


評・三浦佑之(古代文学研究者・立正大教授) 大阪府と奈良県は、北の生駒山地、南の葛城山地を県境として隣り合っている。 (5月7日)[全文へ]


評・ロバートキャンベル(日本文学研究者・東京大教授) 井上ひさしが九〇年代前半に発表した七つの短編を発表順に並べて一冊にまとめた。 (5月7日)[全文へ]


評・中島隆信(経済学者・慶応大教授) 「インテル国際学生科学フェア(ISEF)」と聞けば、裕福な家庭に育ち英才教育を受けた少年少女たちが世界中から集まる「智の祭典」で、その研究内容は凡人には縁遠い科学の最先端と考える人は多いだろう。 (5月7日)[全文へ]


評・杉山正明(ユーラシア史家・京都大教授) 日本古代史にかかわる二つの書物を採りあげたい。 (5月7日)[全文へ]


評・岡田温司(西洋美術史家・京都大教授) 良くも悪しくも、西洋ひいては世界の歴史を一段とおもしろくも複雑にしてきたのは、教会権力の存在、とりわけその頂点に立つ教皇の存在である。 (5月7日)[全文へ]


評・橋爪大三郎(社会学者・東京工業大教授) 『ゴドーを待ちながら』。ノーベル賞作家サミュエル・ベケットの代表作だ。 (5月7日)[全文へ]


評・辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト) 心が望むものは遠いところではなく自分の家の裏庭にある、というセリフが『オズの魔法使い』にあったと記憶しています。 (5月7日)[全文へ]


評・星野博美(ノンフィクション作家・写真家) 小さい頃、祖父母と縁日に行くのが何よりも楽しみだった。著者もそんな子供だったらしい。そして「テキヤさん」に対する興味が高じて民俗学の道に進み、自身が暮らす東京・墨東地域の露店商の詳細なフィールドワークを行った。そこから垣間見られるのは深淵な世界だ。 (5月1日)[全文へ]


評・松山 巖(評論家・作家) 一気に読みたくなる展開の面白さ、次第に明らかになる作者の知性の厚み、そして余韻の響く結末。要するに私は本長(へん)に圧倒された。 (5月1日)[全文へ]


評・横山広美(科学コミュニケーション研究者・東京大准教授) 見て楽しい、読んで楽しい、人類が宇宙についてこれまでに発見した、そしてこれからの発見が期待されるベスト65の項目を選んだ本。 (5月1日)[全文へ]


評・湯本香樹実(作家) 貧しくつましい祖母の家に身を寄せる、離婚した親父と独身の叔父たち。 (5月1日)[全文へ]


評・細谷雄一(国際政治学者・慶応大教授) マイケル・イグナティエフは、現在世界で最も影響力の大きな知識人の一人と目されている。 (5月1日)[全文へ]


評・山内昌之(歴史学者・明治大特任教授) 日本近代史の研究をいつも主導してきた坂野氏の最新成果である。 (5月1日)[全文へ]


評・中島隆信(経済学者・慶応大教授) 経済の話題でもそれが「雇用」となると誰もが冷静でいられなくなる。「不当解雇だ」「最低賃金を上げよ」「障害者をもっと雇え」等々。 (5月1日)[全文へ]


評・池谷裕二(脳研究者・東京大准教授) 理系男子にありがちだが、私も幼少の頃、宇宙に()かれた。神秘に憧れ、天体望遠鏡をのぞき、底知れぬ浮遊感にとことん身を委ねた。 (5月1日)[全文へ]


評・池谷裕二(脳研究者・東京大准教授) うつ病が高齢者に多いことをご存知だろうか。脳の研究に携わる者にとっては常識的なのだが、世間では意外なほど知られていないことに、しばしば驚かされる。 (4月23日)[全文へ]


評・尾崎真理子(本社編集委員) 明治から大正にかけて「煩悶(はんもん)青年」らが何かと世間を騒がせた。エリートなのに立身出世に背を向ける彼らは、二葉亭四迷や小栗風葉の小説から登場する。清純さと知性、スキャンダルを内包する「女学生神話」も併せて広まった。 (4月23日)[全文へ]


評・朝吹真理子(作家) 謡曲にとっての詞章は音楽のためにあるように、物語の筋の意味内容は「いつだってどこだって同じ」(『ページをめくる指』)で、読むという幸福な行為のためにそれは存在する。海辺の町、まゆみを四方にめぐらした家々の建つ砂岩段丘に住む少年の「私」は、洋裁士の母と伯母、祖母の四人で暮らしていた。「ちょっと出かけて来る」と言ったきり蒸発した父。 (4月23日)[全文へ]


評・細谷雄一(国際政治学者・慶応大教授) 高度成長に東京オリンピック。戦後日本が勢いよく成長する1960年代前半。首相を務めたのは池田勇人であった。「国民所得倍増計画」を進めた池田首相の実像は、必ずしもよく知られているわけではない。本書は経済史家が、池田勇人の経済思想と経済政策を中心に描いた評伝である。 (4月23日)[全文へ]

著者来店


 介護施設を利用する高齢者に、現役で働き生計を立てていた頃の思い出を語ってもらう。意外な切り口で注目を集めている一冊だ。 (5月1日)[全文へ]

『〈銀の匙〉の国語授業』の橋本武さん

川の光2

読売新聞朝刊で連載している小説「川の光2」の読書ガイドです。

コラム

HONライン倶楽部


 「私がもらって当然だと思う」。芥川賞発表後の不機嫌発言で注目され、田中慎弥さん(39)は一気に有名になりました。25万部余りが出版された受賞作『共喰い』(集英社)をはじめ、田中文学を読者はどう読んだのか。騒動が収束しつつある今、あえて声を集めました。 (4月24日)[全文へ]

有吉佐和子特集

空想書店


 一年前の東日本大震災で、仙台の私の自宅は津波の被害は免れたものの、三週間にわたる断水、ひと月に及ぶ都市ガスの不通を余儀なくされた。 (4月10日)[全文へ]

ポケットに1冊


 大正12年(1923)の関東大震災では、煉瓦(れんが)街で知られた銀座も灰燼(かいじん)に帰した。そんな中、いが栗頭に鉢巻きした男が、トタンと葦簾(よしず)で小屋をつくり、小料理屋をいち早く開店した。〈復興の(さきがけ)は料理にあり 滋養第一の料理ははち巻にある〉 (4月18日)[全文へ]

コミック・マガジン

マンガは僕の友達だった


 さて、「巨匠の切り出した話」に行き着く前に長々と枕を振りすぎたかもしれない。年齢を重ねると話がなかなか本題に届かない。それはそれとして、ご許容願いたい。 (4月26日)[全文へ]

本こども堂

子どもたちへ


幼(おさな)い頃(ころ)の体験を基(もと)に新作を描(か)いた絵本作家 学芸会、運動会、入学試験……。本番前にドキドキしたこと、きっと(だれ)にでもありますよね? そんなドキドキを(えが)いた絵本『ピアノはっぴょうかい』が、4月にブロンズ新社から出版(しゅっぱん)されました。 (5月1日)[全文へ]




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