本よみうり堂
書評
評・ロバートキャンベル(日本文学研究者・東京大教授) 小説が人工物、起こることすべてがフィクショナルであることは百も承知だが、それでも本書の仕打ちはあまりだ。 (2月13日)[全文へ]
評・三浦佑之(古代文学研究者・立正大教授) 今年が古事記
評・松山 巖(評論家・作家) 近現代とは、いかなる人の生涯も政治と経済の変動、つまり世界の変貌に
評・星野博美(ノンフィクション作家・写真家) いまや日本でその名を知らない人は少ないだろう、IT事業家、孫正義。3・11以降はいち早く脱原発の旗頭的存在となり、その動向からはますます目が離せない。 (2月6日)[全文へ]
評・管啓次郎(詩人・比較文学者・明治大教授) 3月11日が近づいている。やがて1年。この間、日本語は、大震災の経験を深める言葉を発してきただろうか。 (2月6日)[全文へ]
評・橋爪大三郎(社会学者・東京工業大教授) 科挙の試験のため出かけた広州で、二二歳の洪火秀はキリスト教の冊子をもらった。 (2月6日)[全文へ]
評・岡田温司(西洋美術史家・京都大教授) 日本にも
評・細谷雄一(国際政治学者・慶応大教授) すでに冷戦が終わってから二〇年が過ぎた。冷戦史研究がイデオロギー対立や政策論争と連動することは少なくなった。 (2月6日)[全文へ]
評・池谷裕二(脳研究者・東京大准教授) 科学者の伝記を紹介してゆくという風変わりな連載企画がかつて専門誌であり、当時から研究者仲間で話題だった。 (2月6日)[全文へ]
評・ロバート キャンベル(日本文学研究者・東京大教授) 今の日本語辞書の多くは『広辞苑』のように草冠や木偏など樹木っぽい文字を題名に使うが、もとより日本語は『河海抄』(室町時代の『源氏物語』注釈書)や『言海』(明治の辞書)に見るように「言の葉」と考えられ、平たく薄く広い海の上を漂うイメージとして捉えやすい。 (1月30日)[全文へ]
評・朝吹真理子(作家) 思わず目が乱される大小さまざまのフォント、
短評
- 『海を渡る蝶』 松永高寛写真集 (2月13日)
- 『なんでコンテンツにカネを払うのさ?』 岡田斗司夫・福井健策著 (2月13日)
- 『コミュニケーションの政治社会学』 山腰修三著 (2月13日)
- 『東京|天空樹』 佐藤信太郎写真集 (2月6日)
- 『都はなぜ移るのか 遷都の古代史』 仁藤敦史著 (2月6日)
- 『領土』 諏訪哲史著 (2月6日)
- 近代ニッポン「しおり」大図鑑 羽島知之・竹内貴久雄編 (1月30日)
- 『国税記者 実録マルサの世界』 田中周紀著 (1月30日)
- 『英語で話すヒント』 小松達也著 (1月30日)
- 『正倉院文書入門』 栄原永遠男著 (1月23日)
ニュース
- 大学生仕送り月7万切る、ゼロも1割…本代削る (2月14日)
- 岩波「縁故採用」に波紋…厚労省調査、擁護論も (2月14日)
- 芥川賞の効果…「文芸春秋」3月号を増刷 (2月14日)
- 中公など3社で合同新書フェア (2月13日)
- 中原中也賞に暁方ミセイさん (2月11日)
著者来店
- 『逡巡』 せきしろさん (2月14日)
- 『尼さんはつらいよ』 勝本華蓮さん (2月7日)
- 『私の箱子(シャンズ)』 一青妙さん (1月31日)
- 『エリック・クラプトン』 大友博さん (1月24日)
- 『絶望名人カフカの人生論』 頭木弘樹さん (1月17日)
海外ミステリー探検隊〜堂場瞬一のコラム〜
- アフリカを舞台に巨匠が新作 (2月8日)
- 文芸からスパイまで幅広く (1月25日)
- 作家「大化け」に立ち会う幸福 (1月18日)
- 冬休みは上下巻モノに挑戦! (12月21日)
- 仏の田舎の美食が印象的 (12月7日)
川の光2
読売新聞朝刊で連載している小説「川の光2」の読書ガイドです。
- 【名場面集】地下鉄サムって、一体誰さ… (2月14日)
- 【担当記者日記】「あかりの湖畔」原画展に行ってきました (2月13日)
- 【担当記者日記】川の光外伝は、必見です (2月9日)
コラム
記者が選ぶ
- 『北緯43度の雪』 河野啓著 (2月8日)
- 『孫文』 舛添要一著 (2月8日)
- 『ギンギラ★落語ボーイ』 三遊亭白鳥著 (2月1日)
- 『名言手帳』 竹内政明著 (2月1日)
- 『マジメとフマジメの間』 岡本喜八著 (1月25日)
アーカイブ
コミック・マガジン
マンガは僕の友達だった
文化部で10年余、マンガだけでなく、かねての希望でもあった文芸担当にもなり、ようやく自分の記者としての方向が見え始めた、と思っていた頃、上司に呼ばれて異動を打診された。「出版局に行ってくれないか」という。もちろん、当然断った。しかし、すまじきものは宮仕え、である。結局は、さまざまに説得されて、出版という仕事をすることになる。「新しいマンガ雑誌を作る」という、当時の自身にとって魅力的な一言も決心を促すことになった。 (2月2日)[全文へ]
- 突然の異動…その「前夜」譚 (2月2日)
- 「漫画担当」記者となる(4) (1月19日)
- 「漫画担当」記者となる(3) (1月6日)
- 「漫画担当」記者となる(2) (12月22日)
- 「漫画担当」記者となる(1) (12月8日)
本こども堂
子どもたちへ
中川素子(なかがわ・もとこ)さん 69
- 自分自身でいい絵本見つけて (1月17日)
- 面白い原作を日本語で忠実に (12月13日)
- 新聞に親しみ考える力を (11月15日)
- 【私の一冊】保育園の子どもたち描いた力作 (11月1日)
- 裁判について考えるきっかけに (10月11日)
読みました
- 『「リベンジする」とあいつは言った』 朝比奈蓉子・著 (2月7日)
- 『空色の凧』 シヴォーン・パーキンソン・著 (2月7日)
- 『怪物はささやく』 パトリック・ネス著 (1月11日)
- 『あかねさす』 加藤千恵著 (1月11日)
- 『いまはむかし――竹取異聞』 安澄加奈著 (12月6日)
- 『地球外生命を求めて』 マーク・カウフマン著 (12月6日)
- 『セキタン!――ぶちかましてオンリー・ユー』 須藤靖貴著 (11月8日)
- 『エリザベス女王のお針子〜裏切りの麗しきマント〜』 ケイト・ぺニントン作 (11月8日)
- 『クマのあたりまえ』 魚住直子・作 (10月4日)
- 『ありがとう、諏訪子さん―日本でいちばん長生きしたインドゾウの話』 深山さくら著 (10月4日)
本だな
- 『おはなしよんで、アンニパンニ!』 マレーク・ベロニカ作 (1月24日)
- 『チュンチエ――中国のおしょうがつ――』 ユイ・リーチョン文、チュ・チョンリャン絵 (1月24日)
- 『マウスマンション サムとユリア』 カリーナ・スカープマン著 (1月24日)
- 『算数たんけん(10) 小数のかけ算の秘密』 まついのりこ、松井幹夫・作 (1月24日)
- 『へんしんかいじゅう』 あきやまただし・作 (12月20日)
- 『イップとヤネケ シンタクラースがやってくる!』 アニー・M・G・シュミット作、フィープ・ヴェステンドルプ絵 (12月20日)
- 『クリーニングのももやまです』 蜂飼耳・作、菊池恭子・絵 (12月20日)
- 『地雷原のポン』 山本けんぞう・作、デュフォ恭子・絵 (12月20日)
- 『これも むし ぜんぶ むし』 内田麟太郎・作、斎藤隆夫・絵 (11月22日)
- 『ここにいる』 舟崎克彦・詩、味戸ケイコ・絵 (11月22日)